がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

その時が来た

 

手放そうかどうしようか迷っていたものがあった。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

 

 

セルマーのアルトサックスとスズキ ハモンド44というピアニカ。

 

卵巣がんのリンパ節転移再燃で抗がん剤治療再開が決まり、

いよいよ楽器を手放そうと気持ちが固まった。

手放すにしてもずっと音も出していないし、

メソメソも少し落ち着いたので

状態を確認しつつ手入れもしようと出してきた。

 

ピアニカは生音では全鍵盤で問題なさそう。

あとはアンプやエフェクターにつなげられる出力端子があるので、

そこが生きているかどうか。

 

 

アルトサックスはがんが見つかる直前まで教室に通っていた。

最後の月はおなかが痛くて吹くこともできなかったなぁ。

触るのは約3年ぶり。

マウスピースは汚れていたので一度水洗い。

サックスの塗装はあちこち変色しているけど、これは仕方ない。

久しぶりにリードをつけ、音は出さずに息だけ通してみる。

 

 

その時

「音を出したい。」

「もう1回曲を吹けるようになりたい。」

と思った。

 

もちろんマンションは楽器禁止。

サックス全体を覆うボックスみたいなのもあるけど¥50000ぐらいする。

 

 

それに完全に防音できるわけじゃない。

近くのカラオケで楽器練習できるところないかなとGoogleマップで調べたら、

なんと!!近くに音楽スタジオがあるではないかっっっ!!!

2つ先のバス停から歩いて5分ぐらい。

自転車なら10分ぐらい。

しかも個人練習は1時間約¥500でキャッシュレス決済対応(←これ結構大事)。

 

この時、サックスは手放さないことが確定した。

 

スイッチが入ってもうすぐにでも吹きたくなってしまい、すぐに予約を入れた。

運指も忘れているし、体力も落ちているから絶対1時間も吹けない。

でもそしたらスタジオにあるキーボードを弾けばいい。

なんなら30分サックス、30分キーボードとしても良いかもしれない。

サックス教室でもらった基礎練習用と簡単な曲の楽譜をクリアホルダーに入れ、

クロスも手洗いした。

どんだけ(笑)

 

鞄の中でくしゃくしゃになっていたクロスや手入れ道具

残念ながらピアニカはそこまでの気持ちにならなかったので、

手放そうと思っている。

もちろんピアニカの音も好きだし、バンドでやったら楽しいだろう。

でもサックスのようにスタジオまで行って練習するかと言われるとそうはならない。

勢いを失くしたらたぶんまた押し入れで眠らせて、

見るたびにどうしようかと悩むことになる。

それなら使ってくれる人の所に行った方が良い。

いつか吹きたくなるかもはきっと永遠に来ない。

楽器は相場がわからないので買取専門店の方がいいのかなぁ。迷い中。

 

 

 

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