がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

衝撃的過ぎた母の言葉

医師に動いていいと言われ、かなり動くようになっていると兄から聞いていたので

食事の支度は母に任せることにした。

作り終わった後、ふうふうしてるしかなり眉間にしわが寄って口調がきつくなってるけど。

手伝ってほしいならそう言えばいいのに。

母は典型的な察してちゃんだ。

 

先週、母に

「来週、捨て活で取って置いたものを一緒に片付けよう。

それと梅雨が来る前にもう使わない冬物を洗おうね。」

と言っておいた。

 

実家に着いた後、翌日が雨の予報だったので片付けしようかと言ったときの反応。

私:「(捨て活で)取って置いたものも1回洗った方が良いんじゃない?」

母:「あれは洗って仕舞ったやつだからきれいなの!」

私:「じゃあ冬物洗う?そろそろ梅雨入りしそうだし。来週はおじいちゃんの受診のつ

   きそいと私も受診あるから今週の方が余裕あるよ。」

母:「・・・。」

私:「少し洗って仕舞った方が部屋がすっきりするんじゃない?

   窓も開けづらいし。」

母:「仕舞う所も考えないといけないの!」

私:「だからそれを一緒にやるんだよ。

   やらないなら別のことやるけどどうする?」

母:「そんなに色々一気に言われても頭が着いてかない!!!困る!!!」

私:「私、先週、次来たとき片付けようねって言ったよね?」

母:「・・・うん。」

私:「そういう反応するだろうことを見越して言っといたんだけど。  

   まあいいや。どうするかまた教えて。」

 

最近の母は都合が悪くなるとキレるか泣くかなので、あえて冷静に詰めてみた。

理詰めで行った方が良いのかもしれない。

その後、部屋でごそごそしており、気づいたら玄関に洋服がパンパンに詰められた45Lゴミ袋が置かれていた。

いないときにちらっと部屋を覗いたらめちゃくちゃきれいになっていた。

タンスの中とか私に見られたくなかったんだろうな。

以上がおとといの話。

 

 

そして今朝。

今日はキッチンにあるごみ箱を2つ(1つはビニール袋入れ)洗う予定であることを母に伝えた。

母はゴミ箱や空の段ボールを積んだ上などにプラスチックトレーを置いて調理器具を乾かす。

ペットボトルなどのゴミはキッチンに置きたくないのに、ゴミ箱の上は良いらしい。

段ボールはもう片付けたし、ビニール袋も保管場所を別に作ったのでゴミ箱は撤去する予定だった。

そうすると調理器具を乾かす場所がないと言ってきた。

「じゃあレンジ横にある本を別の場所に移して、そこに置き場作る?」と提案したら、

まだ父が朝食を食べているのに本を移動させ始めた。

「今やらなくてもいいじゃん。」と言うと

母:「だって急かされてるみたいだもん!あれやれこれやれって!」

私:「今日やるって言ってないでしょ。自分が捨てられたくないからじゃないの?」

無言で大きな音を立てながら本を移動させる母。

その後、姪と私が話していたら乱暴に水筒を置きながら

「で、あんたたちは今日、何が食べたいの!?」と言ってきた。

もうさすがに我慢できなくなり、

「あのさ、自分の機嫌が悪いからって周りに当たるのやめてくれない?」と言った。

母:「あんただってそうじゃないの!あれこれ次から次へと言って!

   まぁ私がそういう風に育ててきたから!

   今自分に返ってきてるんだと思ってるけど!

   自業自得だと思ってるけど!」

 

・・・・は・・・・?

一瞬何を言われているかよくわからなかった。

とりあえず、「そうだね。」とだけ返しておいた。

 

その後、ゴミ箱を洗いながら考えた。

つまり、母は私に八つ当たりをしていたということか?

私をストレスのはけ口にしていた自覚があったということか?

自覚がないからやっかいと思っていたけれど、自覚があったのにやっていたということ?

余計に質が悪いじゃん!

 

後からじわじわと何とも言えない感情が湧いてきた。

やっぱりそうかと妙に納得したり、許せない!と思ったり。

 

 

小さい頃はただ謝るしかできなかった。

思春期は感情で言い返すしかなかった。

つらかった。

 

今日の母の言葉で、この人の顔色も窺ったり機嫌を取る必要はもうないと思った。

この人は自分の機嫌を取る努力もできない人だ。

私が気遣うことはない。

 

やっと過去の自分に

「母が不機嫌なのはあなたのせいじゃない。あなたは何も悪くない。」

と言ってあげられる。

この先も事あるごとにフラッシュバックのような感じにはなるだろうけれど、

自分を許せる感覚を持てたのは大きい。

 

衝撃的だったけどね。

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ