先週、母が古封筒や何年も前の書類などを
大量にため込んでいるのを見つけた。
シイタケなどが入っている透明のトレーが
家のあちこちに置かれているのも
最近始まったことではない。
春先の片づけでかなり捨てたはずが、
来なかった3か月の間に再増殖。
捨てても怒る母がいないので見つけるたびに回収し、
すでに20Lのごみ袋がいっぱいになった。
ここまでは予想の範囲内。
半年前の実家の片づけで
賞味期限切れの食料品も大量に捨てた。
でも母の機嫌が悪くなるため、
捨て方は甘くならざるを得なかった。
母が倒れ、実家の中を私が自由に見て回れるようになって気づいた。
たぶん母は認知症を発症しかけていた。
なんとなくそんな気はしていたけれど、
この数日で確信した。
食品棚の中を見ていて、
開封されている唐揚げ粉が2つあるのを見つけた。
賞味期限は今年と来年。
おそらくここ最近で開封したものだろう。
それだけではない。
冷蔵庫内に使いかけの味噌が3つ。
食品棚に未開封の味噌が1つ。
油も未開封のものが2つ。
1つぐらいならあるのを忘れて買ったのかと思えるが、
こうもあると「ああ・・・だいぶきてたな。」と思う。
もう物の管理ができなくなっていたんだろう。
触ることを拒否られた冷蔵庫奥からは
小さな瓶に入った正体不明の液体(たぶん赤ワイン)が出てきたり、
冷蔵庫の奥でショウガがかびていたり。
あれだけ「私がやる!」と言い切っていたのになんてことはない。
自分が出来なくなっていることを
認めたくなかったんだろうが、
倒れてしまったら何もできないのだ。
動けるうちにやっておくのが一番だと心底痛感している。