がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

父のケガと昔の記憶

両親の受診のため、昨日から3週間ぶりに実家に来ている。

 

今朝、一通り家事を終えて自室で身支度をしていたら

切羽詰まったような声で母に呼ばれた。

 

雲行きがちょっと怪しかったので、

雨が降ってきて洗濯物を入れて欲しいのかと思ったら、

父が腕にけがをしていた。

左前腕に半月型の皮剥けができており流血中。

剥けた皮を伸ばして止血し、乾燥防止のため絆創膏にワセリンを付けて貼った。

ステリーがあればきれいに引っ付くのになぁと思いつつ、

在宅だとそんなものはないかとも思う。

 

 

 

転んだのかと聞くと

勝手口のドアを開けたら床に置いてあった物に跳ね返ってきて腕を擦ってしまったと。

それを聞いた母が

「勢いよくドアを開けるから。」

と言ったのにカチンと来る。

せっかく片づけたのにまた物を置いたのはあなたですよね?

なんで人のせい?

じゃあ床に置いたものに父が引っかかって転んで頭打っても父が悪いというのか?

喉まで出かかったが、どうせ言ってもわからんだろうと自分をなだめた。

その後も「置く場所がどんどん無くなるからナントカカントカ…」

と聞こえたが、もうええわと思い

今日のブログネタができたと思うことにした。

 

一ヶ月前にできる限り母に関わるのを辞めようと思い、

泊まりに来るのも受診のためだけに減らした。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

そしたら羽が生えたように心が軽くなった。

やっぱり母とは距離を取ってないとだめだなと改めて確信した。

 

 

父の皮剥けを見て軽くパニックになっている母を見て思い出したことがあった。

小学3年生の夏休み入ってすぐ、

朝のラジオ体操の帰り道、自転車を押しながら坂を登っていたときに

どうなってそうなったのかわからないが右足の親指の爪を剥がしてしまった。

びっくりするわ痛いわで大泣きをした。

前方を同じように自転車を押していた母は

「ビーチサンダルを履いて自転車に乗るから!」

と怒って先に帰ってしまったのである。

まだ母が全てな年齢なので

(自分が悪いんだ。)

と自分に言い聞かせ、泣きながら足を引きずって家に帰った。

帰ったら母は救急箱を広げて包帯やら消毒液やらを出していた。

背を向けたこの母の姿は鮮明に覚えている。

 

この時の母の姿を思い出すたび、怪我をした娘を置いて帰るなんてと思っていたが、

自分が看護師になって気づいた。

(実は血が苦手なのか?それかどうしていいのかわからなかったのか?)

そう思うと父の皮剥けで慌てて大声で私を呼んだのにも合点がいく。

医療や介護に携わってないと手早い処置とか難しいだろうけど、

置いてくことはないだろうよ。

小さい頃の恨みつらみはそう簡単には消えない。

いや一生消えない。

 

ここ最近、明るい内容のブログが書けていたのになぁ。

これも自分の一部分だし、仕方ないか。

 

気づいたら物が置かれていた勝手口前はきれいに物が片づけられていた。

 



一度、私がこの状態にしたのにだんだんまた物が置かれるようになっていた。

片づけたときの記事はこちら↓

 

tamozo24.hatenablog.com

 

tamozo24.hatenablog.com

 

tamozo24.hatenablog.com

 

これがいつまで維持できるか見ものである。

 

 

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