がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

私の働き方改革

mendokusainoyada.hatenablog.com

ハピチわブログ(id:mendokusainoYADA)さんのこの記事を読んで思った。

(めっちゃくちゃ気持ちわかる・・・!!!)

(こういうことを感じるの私だけじゃないんだ・・・。)

 

私はがんを機に看護師をやめた。それまでは夜勤もやってバリバリに働いていたし、天職だと思っていた。やめる前1年ぐらいは離婚とコロナとでかなり疲弊して、毎日やめるまであと何か月・・・と数えていたけれど。

この頃から自分の働き方についてものすごく考えていた。この先どうやって生きていくか。看護師の仕事は楽しかったけれど、自分の中でもうやり切った感がある。この先やるとしてもパート勤務まで。フルタイムは心身ともにたぶん無理。

優先したかったこと

わんことの時間を大切にする

わんこももう10歳。今の生活が当たり前に続くような気がしているが、この先一緒に過ごせる時間は限られている。ならばできるだけ後悔しないようにしたい。散歩のときに急かされることなく好きなだけ匂いをかげるとか私がイライラしていないとか。そういうことを優先できる生活スタイルにしたかった。犬は飼い主のことをよく見ているから、私が穏やかでいることが彼にとっては一番だと思う。

自分にできるだけストレスにならない働き方をする

看護師をしていた時の私はいつも体調が悪かった。数年おきに卵巣チョコレート嚢腫による腹膜炎を起こしていたし、アトピー性皮膚炎も全身に出ていた。全身にステロイドを塗る日々。でもまだやれると思っていた。ここで投げ出してはいけないと言い聞かせていたけれど、その先にあったものはがんの発症だった。自分と向き合わずに無理をさせ続けてきた結果だったと思う。だから収入が減って生活レベルを落としてでも、自分にストレスが少ない働き方を選択したいと考えた。

迷うのも当たり前

自分で選んできた働き方のはずだが、それでもやっぱりフルタイムで働いていないことへの罪悪感や経済的な不安が常に付きまとっている。他の人と比べて自分の足りない面ばかりに目が行く。しかも私は子育てをしているわけでもない。もっと世の中には頑張っている人がいる。私は全然足りてないんじゃないか。あせって求人を見まくって疲れて嫌になる。そして自分の望む働き方ってなんだっけと立ち返る。

(あ~そうそう。私がしたかったことはこれ。)

と気付くが、しばらくするとまた不安になる。グルグルとループのように感情が回る。

前はこうやって不安になることをやめなくちゃと思っていたけれど、今はそういうことを考えているんだなと少し離れた所で見守ることができるようになった。不安はきっと無くならないし、事あるごとに出てくる。それも自分。それで良いということを自分に許せるようになった。

こうやって自分と向き合うチャンスをくれたのはがんかもしれないと思う。

だからって大きくなるのはご遠慮いただきたいが。