がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

実家に行くたびに感じること

自分の家に帰ってきた。

 

週の半分を実家で過ごすという生活を始めて2週間。

往復の手間だったり金銭面だったりを考えると、正直実家に完全同居してしまった方が良いのだろうかと考え始めていた。

 

でも今日、自分の部屋に入った瞬間、やっぱりここでないとだめだと感じた。

「緊張しまくっていた筋肉が全部緩む」

「肺の奥深ーくまで酸素が行き渡る」

とでも表現できそうな感覚を覚えた。

 

大変でも半同居の方が自分らしくいられる時間を確保できる。

私の居場所は実家ではなく、ここなのだと再確認した。

 

 

昨日の朝、一通り家事を終えて自分の部屋に戻ろうとしたら、一時的なゴミ置き場になっている部屋のゴミの山の中に母が立っているのを見つけてしまった。

先週の受診で整形外科の医師には「長時間立ち続けなければ動いていい。」と言われていたので、みそ汁などの簡単な調理は任せるようにしていた。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

でもゴミの置いてある部屋はかなり足場が悪く、どこに何を置いてあるかだいたい把握している私でも奥まで行くのはちょっと躊躇するぐらいの状況。転倒するリスク大なのだ。

思わず「なにやってんの!!!」と怒鳴ったら「埃がすごいから気になったの!」と言い返された。

「だったら言えば良いでしょう!!」

「今気になったの!!」

と言い合いになってしまった。

母はドカッと車いすに座り部屋を出て行った。

そもそもそのほこりを溜めたのは誰だよ!!とかなりむかつきつつドライシートで家具の上の埃を拭う。

いっそのこと転んでしまえと悪魔のような考えが頭に浮かぶ。

そうなったらさらに大変になるのは自分なのに。

 

そもそも初日の時点でかなりむかついていた。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

ちょっとしたことでイライラしてしまう。

手出し口出しをできないぐらい徹底的に家事をやったり、わざと目の前で派手に捨て活をしたり、わかっていながらやる辺りこの母親の娘だなと否応なしに自覚する。

ほんと性格悪い。

 

それでも母の顔色を窺っている。

機嫌が悪そうだと気付いてしまう。

フォローを入れようかとオートマに思考が動く。

そんな自分にも疲れる。

 

唯一の救いはわんこが実家になじんでくれたことだ。

わんこに対しては母も

「○○ちゃん。どうしたの?」

「○○ちゃん、ちょっと通してくれる?」

とやさしく声をかけている。

 

晩酌して軽く良い気分になり、犬吸いをする私を嫌がりながらも受け入れてくれる。

君はなんてデキた犬なんだい?

わんこには本当に感謝しかない。

姪がもう捨てるからとくれたぬいぐるみに戦いを挑んでいるが一瞬で飽きる

 

 

 

 



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