がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

うちの父 最高

最初に

ここ最近、母のグチばかり書いていて、

「こんな暗いことばっかりブログに書いてなぁ・・・。」と思っていました。

でも多くの方に慰めや励ましのお言葉、読んだよ!のスターをいただきまして

本当にうれしかったです。

ブログに書くことで自分の気持ちを整理したり俯瞰したりすることができています。

コメントにも書きましたが、ブログをやっていてよかった。

しばらくはまた実家のことが続くとは思いますが、

「あーtamozo、また溜まってるなぁ~」

と生ぬるく見守っていただけるとありがたいです。

いつもいつも本当にありがとうございます。

 

さて昨日の続き。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

このやり取りがあった翌朝。

朝ごはんを食べている時に母が手作りしている梅酢の話をしだした。

実家には梅の木があって、この時期になると梅酢を作ってお友達にあげたりしている。

梅酢を入れるために市販の米酢の瓶を再利用しているのだが、

最近、入れ物がペットボトルに変わったらしい。

「ペットボトルじゃ消毒できないしねぇ。」

とぼやく母。

そういえば2階のミニキッチン下収納に2瓶入っていたなと思いだし、

もしかしたら忘れているのかもとそのことを言ったら

「あれは去年の梅酢を飲み終わったやつ!

洗って私が2階に持って行ったの!!

何でもかんでも捨てる捨てる言わないで!!」

とキレられた。

いや、捨てるとは一言も言っていないが・・・?。

今まで梅酢を入れられそうな瓶は捨てないで取って置いてあげたのに。

子の心、親知らず。

呆れて言い返す気にもならなかった。

 

その後、朝ごはんの洗い物をしている父に

「なんでああなのかね。ほんとに疲れる。」

と言ったら

「あの人はしょうがない。変わらないからな。」

「最近は動けるようになったから、また俺を管理しようとしてるしな。」

「こうなってるで。」

と胸を張って威張っているポーズをした。

 

母は父の一挙手一投足を監視していて、

傍からみていてもちょっと恐怖を感じる時がある。

「お父さん、お茶飲みなさい。」

「お父さん、またそんな使ったティッシュは仕舞わないで捨てて!」

「お父さん、このスプーンでヨーグルトにジャム入れなさい。」

などなど。

確かに父は新しいことが覚えられなかったり、不安になったりしやすい。

特に家の中で何かをする時は母に確認していることも多い。

でもなんていうか・・・子供を叱るみたいに言わなくてもと思う。

父も時々、母の顔色を窺っている時があって、昔の自分を見ているように感じる。

母は誰かの世話をしているようで、

自分の思い通りにして自分を満足させたいんだと思う。

やっかいなのはそれを全く自覚していないところ。

 

時々、父も母に対して怒り返すときがある。

数年前に何かの拍子で父が怒ってしまい、

母がいくら泣いて謝っても大声で怒鳴り続けられたと母から聞いた。

今ならわかる。

また言わなくても良いことまで言ったんだろう。

たまには怒鳴られれば?

手出されないだけありがたいと思いなよ。

 

私を諭すように話していた父が最後にこう言った。

「俺なんか折れて折れてもう木っ端微塵だ。」

もうこれを聞いたら笑えてしまってwww

今まで父は折れまくって来たのか。

そうか。そうだよね。

自室までの廊下を歩きながら思わず

「うちの父、最高。」

と言いながら親指を立てていた。

 

 

 

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