がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

服と向き合った話

先日、図書館で借りてきた本を読み始めた。muccoさんというブロガーさんの本で、節約しながらもおしゃれを含めた自分の好きなものにどう向き合うかについて書かれている。

まだ読み切っていないのだが、読み始めて一昨年、自分が悩みに悩んでいたことを思い出した。

服が似合わない!

一昨年の秋、それまで普通に着ていた服が似合わなくなった。体重が一番増えていた時期だったのもあると思うが、にしても何を着ても老けて見える。それまではデニムに夏はTシャツ、冬はチュニックというカジュアルスタイルが定番だったが、まったく似合わない。

実はその数年前から少し違和感は感じていた。おかしいなと感じつつも、その前の年は脱毛した髪の毛がやっと生えそろった所だったし、さらにその前の年はがんが見つかって服どころではなかった。落ち着いて自分を観察できる状況になったのが一昨年だったのだ。

おしゃれ迷子になる

ネットで調べてみたらアラフォーあるあるらしい。「より大人っぽい顔つきになった」と優しく書いてくれているサイトもあったが、要は顔が老けたということだ。

服を買い直そうと色々試してみたが、何を着ても似合っているのか似合っていないのかがわからない。これ良いなと思って鏡の前で合わせるとさらに老けて見えて悲しくなった。

「服を買うなら、捨てなさい 地曳いく子著 宝島社」

何か解決策はないかと洋服に関する本を手当たり次第図書館で借りて読んでいたときに一番自分にしっくり来たのがこの本だった。

要約

・「毎日ちがう服を着なくてはいけない」は呪い

・この呪いによっていまいちな服が紛れ込むようになる

・いまいちな服があることでいまいちなコーデな日ができる

・少なくても本当に気に入っている服だけを揃える

・流行っていてもどんなにきれいなものでも似合っていなければ余計なもの

・自分の好きなものや似合うものを知っていくことが大切

・ワードローブに偏りがあるのはスタイルができているということ

・スタイルは教わるものでもないし、売ってもいないし、自然に身についているもの

 

この本を読んで、それまでは似合っているかどうかよりも自分が好きかどうかを優先して服を買っていたことに気付いた。ここから自分に似合うスタイル探しが始まった。

 

次回へ続く。