「ケチケチ贅沢主義」を読み終わった。
限られた予算の中でおしゃれをどう楽しむか
何に優先してお金をかけるのか
自分は何が好きで何が似合うのか
何を大切に生きていくのか
そのためのお金や時間のやりくり・・・など
私の「こうなりたいな。」という理想像に近い物があり、とても面白かった。
読んでいてはっとした部分がある。
気に入った物を使い込めばもちろん愛着もわきますが、古くなりすぎて使えなくなったり、当然汚れや劣化も目立ってきます。
たくさん使ったからこそ、「いままでありがとう」とお礼を言って、潔く捨てることもできるのです。きちんと使って、きちんと捨てられたら、新しいお気に入りがまた見つかります。
ケチケチ贅沢主義 ~節約と上質な暮らしを両立させるための思考習慣~p150より引用
10年近く前に買ったとてもお気に入りのトップスなのだが、色が褪せて着なくなった。でも捨てられない。どうにかしたくて型紙を起こすことを考えたり、染め直そうと染料を購入したりしていた。気になってはいる。でも行動はしていない。
引用部分を読んでこのトップスのことを連想した。生地も劣化しているしデザインも古い。服自体の期限はとうに来ている。捨てられないのはたぶん私の感情の問題。
試しにもう一度袖を通してみた。それなりに似合ってはいる。悪くない。でもものすごーくときめくわけでもない。
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「捨てよう。」
3年以上かかってやっと決心がついた。
お金の使い方もおしゃれも趣味も、自分と向き合うためのものなのかもしれないと思った。自分のことはわかっているようでわかっていない。muccoさんは自分が何を心地よく感じて何を大切に思っているのかを楽しみながら探しているように感じた。
どうやれば正解というものはない。人の経験を聞いて自分で実践してみて、自分に合えば続ければ良いし、合わなければ他の方法を探せば良い。その過程も楽しめるかどうかな気がする。
例のトップスと一緒に染めてみようともう1着とっておいたものがあるのだが、これも一緒に処分することにした。
そうすると春物のトップスが残り3枚になってしまい、そのうちの1枚はだいぶヨレてきている。
靴・バックに続いてトップスもアップデートが必要そう。
お金がかかるなぁと思うか納得できる買い物をしようと思うかは自分次第。