がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

202403 定期受診

昨日、母のコロナ陽性という大イベントがありながらも無事に婦人科の受診日を迎えた。今日はいよいよCT結果を聞く日だ。

 

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先週の反省を生かして今日は無理せず公共交通機関を利用した。雨だったせいか最寄り駅までのバスが激混みで通勤する人は毎日大変だなと思う。いつもは電車に乗り換えるが気分を変えてバスに乗り換えてみたら乗客は私一人。これなら途中まで自転車で来て、この路線に乗るのも有り。

 

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先週紛失した診察券は無事受付に届いていた。

採血をして、結果が出るまでだいたい1時間半。この時間が一番ゆったりできるような気もする。スマホはてなブログアプリを入れたので、他の方のブログを読みに行ったり、ブログを下書きしたり。これでコーヒーでもあればサイコーだけど、抗がん剤の副作用で吐き気のある方もいるだろうから匂いが強いものは控える。

ぴったり1時間半で中待合に呼ばれる。動画で言ったら「ドックン。ドックン。」と鼓動のBGMでも流したいところだ。番号が呼ばれ診察室へ。荷物を下ろし終わる前に主治医が口を開いた。

「CTの結果ですけど。良かったです。」

一瞬何を言われたのかわからず「はい!?」と聞き返してしまった。

「転移巣縮小傾向でした。リムパーザ飲み始めて1年過ぎてこの結果なら優秀です。」

!!!!

無宗教だが、この時ばかりは心の中で(神様ありがとう!!)と思わず手を合わせた。

転移巣の大きさは1cmあるかないか。このまま内服は継続し、CTの間隔は4か月から半年に延長することになった。

リムパーザを内服し始めたときに、「これを飲んで再発が延長できるのは半年ぐらい。」と言われていた。なので今回はせめて大きさを維持できていれば万々歳と思っていた。それが小さくなっているなんて。神様はまだ私に生きていていいと言ってくれているような気がした。病院から出て見上げた雨上がりの空はいつもよりも清々しく高く見えた。

 

だからといって再発の可能性が無くなったわけではないのもわかっている。リンパ節に転移しているということは全身にがん細胞が散らばっているということだ。でもそれをすべて無くすことはできない。がん細胞も私の正常細胞と同じように生きている。私ができることは自分と向き合い、残りの人生をどうやって生きていきたいかを自問し続けること。何を優先して何を選択するのかを考えること。

今までは他人を優先して自分のことは後回しにしがちだった。がんになってよかったとまでは思えないが、がんになったことで自分を大切に扱うようになったと思う。今晩は祝杯を挙げる予定だ。