先週、CTの結果を聞くために婦人科を受診。
主治医が緊急手術のため、代診の先生になると受付で言われた。
順番が来て診察室に入るとCTの結果がモニターに出ていた。
目に入った文字は
「増大」
「肝転移」
今回の受診ではあまり心構えをしていなかった。
再発なしが8~9割、再発ありが1~2割ぐらいに考えていたので
文字を見つけて一瞬固まってしまった。
代診の先生に受けた説明を要約すると
・11月のCTと比較して2か所のリンパ節(腎臓近くと左鼠径部)が両方再増大
・リムパーザを内服してここまで再発を延長できたのは優秀
・内服から点滴の抗がん剤に切り替えることを検討
・組み合わせとしては
①ゲムシタビン+カルボプラチン+アバスチン→アバスチン維持療法
②ネダプラチン
③イリノテカン+シスプラチン
②、③終了後はセジューラという内服の抗がん剤を追加。
・アバスチンは血栓ができやすくなる、イリノテカンは激しい下痢を起こす
という副作用がある
・来週、主治医の予約を入れるのでどれを選択するか考えてきて欲しい
という話だった。
「自分の体からがん細胞が無くなることはない。」
「大きくなっても症状が出なければいい。」
「つきあっていくしかない。」
と思ってはいたけれど、ここ最近はがんサバイバーであることを忘れていたし、
このタイミングでこうくるとは予想していなかったのでかなり動揺した。
まぁ未来のことなんて誰も予想できないけど。
とてもブログに書ける気分でもなく、
その日は黙々とソーイングすることで頭ががんに向かないようにした。
2日ぐらいすると少し落ち着いて考えられるようになったけれど、
今度はどうにかして抗がん剤の点滴をやらない、もしくは先延ばしする方法を
考えるようになった。
例えば
「最初の再発の時のように2か月ぐらい様子を見てCT再撮影できないか」
とか。
まさの受容過程の否認期。
障害受容の段階 https://rehabilidata.com/%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e5%8f%97%e5%ae%b9%e3%81%ae%e6%ae%b5%e9%9a%8e/
でも主治医に聞くことをメモに書いていて気付く。
そもそも転移巣が増大している時点で
リムパーザに耐性のあるがん細胞が残って増殖していると思われる。
であればリムパーザを飲んで様子見るという選択肢はもうないんじゃないか?
・・・これは腹を括るかぁと思いつつ、本日受診へ。
診察室に入り腰かけた後、主治医と二人でため息の混ざった
「はい。」
というよくわからない掛け声をしあって治療方針の説明が始まった。
・再度11月のCTと比較して、
腎臓近くの転移巣は一回り増大
左鼠径部の転移巣はよりはっきりくっきり写っている
・再々再発というより再燃
・抗がん剤は②を選択
・スタートは10月初旬、3クールやってみてCTで評価
・CTの結果でまた要相談
というわけで、抗がん剤再開になりました。
先週、しっかりショックを受けたせいか
今はとても落ち着いた気持ちでいます。
抗がん剤も一昨年の年末まで打っていたものなので、
副作用がある程度予測できるのも安心材料になってます。
いつこういうことが起きても良いように
仕事や生活などの環境を整えてきたのでどんとこいという気分です。
あとは抗がん剤までにやりたいことリストを作りましょう。