がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

どうするのが正解だったのか

髪をカットに行き、大好きなファミマのモカブレンドを買い、

家に向かって歩いていたら、ゆっくりと角を曲がる車が。

ちょっと迷ってる感じかなと思ったら、車から高齢女性の方に呼び止められた。

車からわざわざ降りてこられ、道でも聞かれるのかと思ったら・・・

 

「○○〇っていう養老施設の車、この辺で見たことある?

 あそこはね、△△△△(某有名宗教団体)の息がかかってて、

 職員がジジババを迎えに来て連れてって洗脳してるんだって!!」

 

・・・はい??

 

「高齢者にお茶を淹れさせて、お菓子持って来させて、

 職員がふんぞり返ってるらしいのよ!

 その方が刺激になるっていうけど、△△△△だからね。

 私市役所に電話して言ってやったのよ。」

 

その方が車を止めたのは見通しの悪い交差点の角。

幹線道路への抜け道で交通量も結構多い所。

車は端に寄せ切れていないし、ハザードも付けていない。

 

「車、危なくないですか?」

 

気を逸らせるために言ってみたけれど

 

「すぐ動かすから。

 今朝もね、◇◇の交差点におまわりさんが2人立っててね。

 △△△△が子供を狙ってるのに何もしないのよ。

 その人たちも△△△△だって!!!」

 

止まらない・・・。

 

ふと車を見ると左のドアミラーに白いガムテープが貼られていた。

たぶんぶつけたんだろうな。

ナンバーは隣市。

運転しながら話せる相手を探していたんだろうか。

 

もう一度

「車、危ないですよ。」

と言うと、話を続けながら車に戻っていった。

 

私もそのまま自分の家の方へ歩きだした。

(マンション入るの、見られたくないな・・・。)

と思ったけれど、

そこで確認してまた話しかけてこられるのもちょっと・・・

マンションはオートロックなのでそのままエレベーターで上がった。

 

上からそっと覗いたら、

その人の車は北に向かってゆっくり走っていた。

話しかけられたとき車は南向き。

あの交差点で向き変えたの??

こわっ!

 

見た感じは70代ぐらい。

日焼け防止のアームカバー、黒のスポーツマスク。

半袖シャツにタイトのロングスカートとこぎれいな服装だった。

 

もしかしたら本当に道に迷っていたかもしれない。

ただ認知症などの病気でうまく不安を表現できず、

ああいう話になってしまった・・・?

もう少し何かしてあげられたかなと一瞬思ったけれど、

あの状況ではそこまで分析できなかった。

そのまま話を聞いていたらもっと面倒なことになっていたかもしれないし。

ちょっと怖かったし。

親切にして痛い目にあったこともあるしなぁ。

 

過ぎたことは仕方ないけれど、どうもスッキリしない。

無事にご自宅へ帰れていることを願う。

 

 

 

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